食中毒に注意
食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、10月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。
食中毒の代表格は「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌(O157など)」によるものです。
食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。
そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。
食中毒から身を守る予防のポイント
1. 食材の購入・保存
- 消費期限などを確認する
- 肉や魚は汁が漏れないよう注意して、一つひとつをビニール袋に入れ、できれば氷や保冷剤と一緒に持ち帰る
- 冷蔵庫は詰め込みすぎない
2. 下準備・調理
- 台所は清潔に保つよう心がける。特にふきん・タオル類は、頻繁に清潔なモノと交換する
- 野菜は流水できれいに洗う。また、生の肉や魚、卵をさわった後は丁寧に手を洗う
- 肉や魚は中まで十分に火を通す(中心部の温度75度で1分以上加熱)
3. 食事
- 清潔な食器に料理を盛りつける
- 温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べる
4. 残った食品の扱い・後片づけ
- 残った食品は小分けにし、清潔な容器に保存する。食べる際は十分に加熱する
- ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てる。
- 調理に使ったまな板・包丁は必ず洗って熱湯消毒する
- スポンジは洗ってからよく水切りする
食中毒を防ぐには、抗菌、防腐作用に優れた梅干や薬味野菜のシソ、ニンニク、ネギ、香菜、ショウガ、ワサビなどの食品が効果的です。
ご飯を炊くときにお酢を混ぜて炊くのも良いです。
また、免疫力を高めるビタミンB1が含まれる豚肉も、食中毒予防におすすめの食品です。
まだまだ暑い季節!
これらの食品を上手に取り入れて暑さを乗り切りましょう!